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花粉症


スギ花粉はすでに少しだけですが飛び始めているようです。
先週あたりも、数回「花粉症ではないですか?」といわれて
「花粉はまだ飛んでいませんよ」と外来でお答えしてしまいました。
実は少しだけですが、もう飛んでいるようです。


こちらのサイトが花粉症の飛散について、まとまっていたのでご紹介いたします。
https://tenki.jp/pollen/expectation/


東京都に関しては、例年よりも少し多いようです。
関西地方は例年よりだいぶ多いようです。


花粉症はスギ花粉などが鼻粘膜に異物としてくっつき、
排除しようとする反応が過剰になってしまう病気です。
正常な体の反応ではありますが、
過剰に反応するといろいろと日常生活に不都合が起きてしまいます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりや、目のかゆみ、流涙などの症状が出てきて
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の状態になります。




花粉症環境保健マニュアル2022
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf

によりますと、
花粉症、特にスギ花粉はもはや国民病であり、有病率が4割以上、というデータもあります。


花粉症の対策にはいろいろあります。
花粉症環境保健マニュアル2022より抜粋させていただきますと、

まずは、
・睡眠をよくとること
・規則正しい生活習慣を身につけること

(正常な免疫機能を保つために重要)



・風邪をひかないこと、飲酒、喫煙を控えること
(鼻の粘膜を正常に保つために重要)



が書かれていました。
健康的な生活をして、免疫反応をうまくコントロールしましょう。ということですね。


そして、花粉の暴露を防ぐためには

・花粉の飛散が多い時期や時間に外出しない!

スギ花粉が多いのは以下の時間です。

・東京ですと今年は2月下旬から3月下旬まで花粉が多い。
午後の時間も花粉が多い。

・晴れて、気温が高い日
・空気が乾燥して、風が強い日
・雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと
はとくに花粉が多い。

花粉が多いときは花粉を避けるために、外出しないでおくことが有効です。


・マスク(→マスクの着用で7割に吸い込む花粉の量が減る)
・眼鏡(→着用するだけ40%花粉付着が減少!)
・服装(→ウール素材は外から花粉を持ち込むので注意!)


・うがいと洗顔
外で付着した花粉をのどや顔から取り除きましょう

・換気と室内の掃除
窓を開ける幅を10cm程度にし、レースのカーテンをすることで
屋内への流入花粉をおよそ4分の1に減らすことができます。
室内に持ち込まれた花粉はこまめに掃除


日常できる対策もございますが、やはり薬の威力は大きいです。
規則正しき健康的な生活、花粉症対策を行ってもうまくいかない、
もしくは対策自体がうまくできない方は
症状を我慢するよりは早めに薬を内服しましょう。


当院は内科ですので、基本的な抗アレルギー薬や点鼻ステロイド、
抗ヒスタミン薬の点眼など処方しております。
お困りの方は通常の診察時間にお越しください。予約なしで診察いたします。



実は、院長、副院長ともに花粉症は持っています。。

この記事を書いていて、目がしょぼしょぼ、鼻がムズムズしてきました。
そろそろ、わたくしたちもお薬を飲み始めようかなと思います。