ブログ

超加工食品を避けて、タンパク質をたくさん食べよう?!(米国農務省(USDA)と保健福祉省(HHS)の2026年に発行された新しい「米国人のための食生活ガイドライン(DGA)」より

超加工食品を避けて、
タンパク質をたくさん食べよう?! (米国農務省(USDA)と保健福祉省(HHS)の2026年発行「米国人のための食生活ガイドライン(DGA)」より)

院長の生活習慣病改善コラム、ダイエット編!!

を書こうと思ったのですが、その前にアメリカで2026年1月に出た新しい食事のガイドラインについて、皆様と情報共有したいと思います。

「ダイエット、ほんとどうしようかな~」と考えているとき、ちょうどアメリカでは新しい食事のガイドラインが出ていました。

米国農務省(USDA)と保健福祉省(HHS)による2026年1月中旬発表の、2025~2030年版「米国人のための食生活ガイドライン(DGA)」というものです。

日本で流行するトレンドは、欧米で流行ると取り入れられる傾向があるため、私自身興味があり調べてみました。

肥満からくる病気(糖尿病、脂肪肝、脂質異常、高血圧症など)がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

とってほしいものをワンプレートにしたイメージが以下のイラストです。

食事のワンプレートイメージ

原文を見ても英語だらけでよくわからないので、簡単なまとめと、私なりの解説をいれました。

1,適正な摂取カロリーを知る

活動量と体格などに合わせた、個々人の適正なカロリーを知りましょう。

解説: 下のサイトから自分のカロリーを調べられます。適正カロリーを多めに見積もっている方は多いかもしれません。
「keisan」より引用:
カロリー計算サイト

ちなみに、院長の私は1800KCALぐらいでした。思っていたより300キロカロリーも少なかったです……(過剰に見積もっていました。お恥ずかしい限りです)。

2,毎食たんぱく質を必ずとる

タンパク質の目標は、体重1kgあたり1日1.2–1.6gです。個々の活動強度で調整します。

解説: 日本人の基準(2025年版)は0.73g/kg/日ですので、米国基準はかなり多めの設定ですね。

3、乳製品をとりましょう

砂糖を加えない、全脂肪乳製品をとりましょう。

解説: 「脂肪抜き」には、それほどこだわらなくてよいようです。

4,野菜、果物をとりましょう

1日を通して、色とりどりの野菜を食べましょう。

食事のワンプレートイメージ
解説: 「色とりどり」というのは、緑黄色野菜もバランスよく取り入れてください、という意味ですね。

5,良質な脂肪をとりましょう

肉、卵、魚介(オメガ-3)、ナッツ、全脂肪乳製品、オリーブ、アボカドなどの食品に含まれる脂肪を優先します。

バター等の飽和脂肪酸は1日の総カロリーの10%を超えないようにしましょう。

解説: 飽和脂肪酸由来の油脂を敵視している感じです。
飽和脂肪酸は、バター、チーズ、生クリームなどの乳製品、脂身の多い肉(牛肉、豚肉のバラ肉)、ラード、ココナッツオイル、パーム油に多く含まれています。不飽和脂肪酸はオリーブ脂、菜種油、EPAとDHA(青魚に含まれている油)、大豆油、コーン油、ごま油に多く含まれています。
平成30年, 令和元年、国民健康・栄養調査によりますと、日本人は平均飽和脂肪酸摂取量は総カロリーの7~9%なので、通常は超えにくいですが、洋食好きの方は要注意。バター20g程度で簡単に上限に達してしまいます。外食が多い方は気をつけたいポイントです。

6,全粒穀物に注目しよう

パンを食べるなら、食物繊維が豊富な全粒穀物を優先しましょう。

解説: 白いパンより茶色いパン、和食なら玄米や雑穀米が体に良い、と推奨されています。

7,高加工食品(=超加工食品)、添加糖、精製炭水化物 を制限する

・添加糖(=通常の砂糖を含む後から加えた糖分全般)と塩のかかったポテトチップス、クッキー、キャンディなど、塩辛くまたは甘い高加工の包装食品、準備済みですぐ食べられる食品を避けましょう。代わりに栄養価の高い食品と家庭で用意した食事を優先します。外食時には栄養価の高い選択をしてください

・人工風味、石油系着色料、人工防腐剤、低カロリー、ノンカロリー甘味料 を含む食品・飲料を制限しましょう

後から加える糖分の添加糖については1食あたり10グラムを超えないようにしましょう。

工場で作られる製品に砂糖が入っているかどうかは、
「糖」「シロップ」「~ose(何とかオース)で終わっている」
が書いてあるかどうかで見分けましょう。

食事のワンプレートイメージ
解説:
ここで出てくる高加工食品というのが、後日別のブログでご紹介いたします。NOVA分類グループ4にあたる、「超加工食品」にあたります。工場で作られるようなお菓子や、冷凍ピザなどが当てはまります。

8,アルコールを制限する

アルコールは控えましょう。特に妊婦や依存症からの回復期にある方は禁酒が必要です。

解説: 日本人の適正量は純アルコール20g( ビール(5%)中びん1本(500ml)、日本酒(15%)1合(180ml)、ウイスキー(43%)ダブル1杯(60ml)、焼酎(25%)0.6合(110ml)、ワイン(14%)1/4本(180ml) ビール中びん1本、日本酒1合程度)です。意外と少ないですね。

以上、解説してきました。

これはあくまでアメリカの情報です。食料自給率や価格高騰(円安)を考えると、日本でこれだけのタンパク質を全員が摂るのは、経済的にも少し難しい面があるかもしれません。

ただ、「超加工品を避けて、タンパク質を摂ろう」という流れは今後日本でも強まりそうです。
特に超加工品をたくさん食べると心疾患になりやすく、より若い年齢で大腸がんになりやすい、という情報もありました。


じゃあ、結局何を食べればよいか?
私自身は、「塩が少なめの日本食」と答えています。

注目されている「The Japan Diet(TJD)」も参考になります。
TJD(The Japan Diet)の詳細を見る

The Japan Dietもいろいろな提案をしていますが、全部をするのはやはり大変そうですね。

食事のワンプレートイメージ

全部を完璧にするのは大変です。少しだけ取り入れてみる。


それでいいのだと思います。

私もコンビニでお昼を済ませる際、このガイドラインを少し思い出してメニューを選ぼうと思いました。