大腸カメラについて

大腸カメラについて

大腸カメラ(下部内視鏡検査)

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大腸カメラは正式には下部消化管内視鏡検査といいます。
当院では患者様にわかりやすいように大腸カメラと呼んでいます。
当院では内視鏡内科として大腸カメラを行うことができます。
大腸カメラを行う一番大きな理由は「大腸癌があるかないかを診断する」に尽きます。
大腸癌を疑う症状としては、健診での便潜血陽性、下痢、便秘、腹痛、血便、便が細くなった、貧血、などが主にあげられます。
検査を行って実際に大腸癌が見つかる人は多くはありません。
ただ、下痢血便の原因として炎症性腸疾患が見つかったり、大腸癌に進む可能性がある良性のポリープ「腺腫」は3~5割程度の方に見つかります。
腺腫があるとそのうち10人に一人は大腸癌に進んでしまうといわれており、そのため大腸癌になる前の大腸ポリープの段階でポリープ切除を行い、ポリープがない大腸、つまり「クリーンコロン」を目指す治療が欧米で行われており、大腸癌を減らす効果が上がっています。

大腸カメラに関しても、胃カメラ同様苦痛軽減のため鎮痛剤や鎮静剤を使用することが可能です。

また、当院では女医指定の大腸検査、大腸と胃カメラの同時検査を行うこともできます。
検査は男性では抵抗がある、という女性の方や、なんとなく胃の不快感があり検査をしておきたいという方、大腸カメラを受けるときに是非申し出てください。

大腸カメラを行う理由

当院では内視鏡内科として大腸カメラを行うことができます。大腸カメラを行う一番大きな理由は「大腸癌があるかないかを診断する」に尽きます。
大腸癌を疑う症状としては、健診での便潜血陽性、下痢、便秘、腹痛、血便、便が細くなった、貧血、などが主にあげられます。検査を行って実際に大腸癌が見つかる人は多くはありません。ただ、下痢血便の原因として炎症性腸疾患が見つかったり、大腸癌に進む可能性がある良性のポリープ「腺腫」は3~5割程度?の方に見つかります。腺腫があるとそのうち10人に一人は大腸癌に進んでしまうといわれており、そのため大腸癌になる前の大腸ポリープの段階でポリープ切除を行い、ポリープがない大腸、つまり「クリーンコロン」を目指す治療が欧米で行われており、大腸癌を減らす効果が上がっています。

「大腸カメラはいろいろと大変だったり痛かったりするみたいだし、できればやりたくない、」というのが患者様の本音だと思います。大腸がん検診では便潜血検査が行われ、陽性となったら大腸カメラが推奨されますが、検査が辛いことで内視鏡をためらう方が少なくありません。

そのような不安を解消すべく、当院では鎮痛剤および鎮静剤を用いての検査を行うことで、
「これならまた受けられます」と言っていただけるような苦痛がすくない内視鏡検査を、専門医によりていねいに行うことができます。また、炭酸ガスで送気(=お腹を膨らます)ことにより、検査後も速やかにお腹のはりが改善し、楽な検査になるよう努めています

薬の効き具合には個人差があり、完全に眠ってしまう方から、意識があってモニター画面を見ている方までさまざまです。辛かった、苦しかったという方もいますが、可能な限り苦しくないように対応しております。

また、当院では女医指定の大腸検査、大腸と胃カメラの同時検査を行うこともできます。
検査は男性では抵抗がある、という女性の方や、なんとなく胃の不快感があり検査をしておきたいという方、大腸カメラを受けるときに是非申し出てください。

大腸内視鏡検査の流れ

01.事前検査
まず一度受診していただきます。そのとき、検査の手順をご説明し、事前の準備に必要な問診、採血、場合によっては腹部レントゲン写真などの検査を行います。ご予約をお取りして、検査食と前処置薬をお渡しいたします。
前処置薬(下剤)はいくつかのなかから、なるべく飲みやすいものをお選びいただけます。
02.前処置
大腸の内視鏡検査を行うには、大腸の中を空にしなければなりません。
前日は検査食を取ります。それ以外でも飲み物の摂取は可能です。(ジュース、牛乳、コーヒーも可)
前日夜に下剤(ラキソベロン6錠)を服用します。
03.検査当日、来院後の流れ

当日の朝食は絶食です。午後からの検査の場合は昼食も絶食です。
検査当日は、検査時間の5時間前から、前処置薬の服用を開始します。服用が終わるまでには2~3時間程度かかります。浣腸を追加することがあります。
(原則として自宅での服用をお願いしておりますが、一日1名様まで当院外来での服用も可能です。ご希望の方はお申し出ください)

  1. ご来院されたら、受付をします。当日の体調や、ふだんの内服薬、アレルギーなどをおうかがいするために問診を行います。
  2. 検査着にお着替えをいたします。
  3. ベッドに横になり、点滴を取ります。点滴から鎮痛剤と鎮静剤を用います。
  4. 検査を行います。検査中は血圧と呼吸状態をモニターしております。
    途中で体の向きを変えたり、おなかが圧迫されることがあります。
    検査中に病変が疑われた時には色素を散布したり、特殊な光で観察したり、病変を拡大して観察することがあります。生検で組織を一部採取したり、ポリープを内視鏡的に切除して顕微鏡で調べる場合もあります。
  5. 検査後はそのままベッドを移動し、リカバリールームで休憩します。
    休憩時間については検査開始後1時間を予定しておりますが、薬の効き方により個人差が大きいです。当日は時間に余裕をもって検査に臨んでください。
  6. 検査結果ご説明は原則として後日になります。ポリープ切除や組織検査を行った場合は、10日後以降に外来にて結果をご説明いたします。
  7. 検査後の注意事項につきご説明をいたします。受付にて会計を行います。
  8. 鎮静剤、鎮痛剤を使用しての検査になります。当日の車の運転、自転車の運転は禁止です。

日帰りポリープ切除について

小さいポリープ(最大で10mmまで)で切除できそうなポリープはその場で切除を行います。ポリープを切除した場合、稀ですが(0.390-0.564%)の割合で出血を後日起こす場合があります。
承諾書で説明させていただいた通り、薬の休薬、サプリメントの中止を行い、数日は注意事項を守って生活をしていただきます。
また、切除した刺激で腹痛が起きる場合もあります。出血、腹痛を認めたときはクリニックへの連絡をお願いいたします。

大腸カメラの費用(保険診療3割負担の方の場合)

大腸内視鏡検査のみ ポリープ切除をした場合
(手術扱いになります)
同時に胃内視鏡検査を
行う場合
ピロリ菌検査を
追加した場合
9,000円前後 +5,000~21,000円前後 +5,000~13,000円前後 3,000円前後

写真をご希望の方は110円にて紙に印刷しております。
写真不要の方は申し出てください。