- Q胃カメラと胃バリウム検査は精度が異なりますか?
- 胃バリウム検査は現在ではもっぱら胃癌健診で用いられている検査方法です。短時間にたくさんの人の検査が行える一方、バリウムで胃の壁の凹凸を見ているだけなので、胃粘膜の色調などを見ることができません。
胃カメラは胃バリウム検査で要精査になると行われる精密検査です。胃粘膜の凹凸だけでなく、色調や血管などの様子もわかり、場合によっては癌でないかどうかをみる、生検(細胞の一部を取ってくる検査)を同時に行うことができます。胃癌の早期発見という視点では、胃カメラは欠かせない検査です。
- Q妊娠中や授乳中の胃カメラ検査は可能ですか?
- 授乳中の場合、喉の麻酔だけの鎮静剤等を使わない内視鏡検査をおすすめしています。どうしても授乳中に鎮静剤を使用したいときは検査後24時間は断乳していただきます。
妊娠中の場合には、産後に検査を受けていただくことをお勧めいたします。どうしても妊娠中の検査が必要な場合には、消化器科だけでなく産婦人科もある大学病院や総合病院で検査を受けるのが良いと考えます。必要に応じてご紹介状をお作りいたします。
- Q胃カメラ後長距離移動や運動などの制限はありますか?
- 胃カメラ後の制限はありません。
- Q胃カメラと大腸カメラの両方を1日で受けることはできますか?
- 可能です。
当院ではお忙しい方のために、同日の胃カメラ検査と大腸カメラ検査を行っています。事前の食事制限なども1回ですみます。最初に鎮静剤を使用してから胃カメラを行い、連続して大腸カメラを行います。
ご希望の方は必ず予約の前にご相談下さい。
- Qピロリ菌の検査はできますか?
- ・自費での検査
可能です。胃薬を飲んでいない、抗生剤を飲んでいない、空腹であるという条件がそろえば当日ピロリ呼気テストを行うことができます。検査に30分ほどお時間をいただければ結果もお伝え出来ます。
・保険での検査
症状があり、胃カメラ検査を行いピロリ菌の感染による胃炎等が疑われる場合にはピロリ菌検査のご案内をさせていただきます。
- Q検査の後、車の運転は出来ますか?
- ・鎮痛剤・鎮静剤を使用した場合
検査当日は、自動車、バイク、自転車等を運転することは出来ません。
運転は厳禁でお願いいたします。法律上の問題となる可能性もあります。
・鎮痛剤・鎮静剤を使用していない場合
可能です。
- Q胃カメラ後、食事はできますか?
- 検査終了後およそ30分~1時間で喉の麻酔の効果がなくなってきます。
水を飲み、むせ込みがなければ、お食事が可能です。
※ただし、病理組織検査を行った場合は、検査2時間後以降に召し上がるようお願いいたします。また、検査当日は消化に良いものを召し上がり、刺激物とアルコールはお控えください。
- Q検査後すぐに帰宅できますか?
- ・鎮痛剤・鎮静剤を使用されない場合
帰宅できます。
・鎮痛剤や鎮静剤を使用された場合
30分~1時間程度(個人差があります)お休みいただきます。
- Q検査結果は当日わかりますか?
- 内視鏡検査終了後、医師より結果を説明致します。
※病理組織検査を行った場合は、通常10日後以降に組織検査の結果が判明しますので、後日改めてご来院いただき、結果を説明させていただきます。
- Q胃カメラはつらくはないですか?
- 胃カメラのつらさは千差万別であり、本当に人によります。ただ、胃カメラを鎮静なしで行って「2度とこんな検査受けない」と感じる患者様はとても多いです。
胃の検査は鎮静剤を使用することで劇的に苦痛を軽減できます。100%の人に「何も感じない」という状態で検査を提供できるわけではありませんが、お薬を使用してぼーっとした状態、できれば眠った状態で検査が楽にできれば、今後は当院だけでなく、鎮静剤を使用するすべての病院で自信をもって検査を受けに行けるという大きなメリットがあると思っています。
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