鎮静剤について

内視鏡検査における鎮静剤について

鎮静剤の効果について

鎮静剤は点滴で投与します。検査中にウトウトした状態になるので、 胃カメラや大腸カメラによる苦痛が少ない状態で検査を受けるのにとても有効です。

鎮静剤を使用して内視鏡検査を受けているイメージ

鎮静剤の副作用とリスク

一方で、薬が効きすぎてしまうと、

  • 呼吸状態の悪化 (呼吸抑制(呼吸の回数がゆっくりになる))
  • 上気道閉塞 (舌がリラックスしすぎて気道をふさいでしまう)
  • 血圧が低下する

などの危険な副作用があります。 (偶発症率 0.0013%、死亡率 0.000023%)

また、鎮静剤から目が覚めた後も筋弛緩作用に伴う ふらつきによる転倒などのリスクも存在します。

鎮静剤使用後のふらつきや転倒のイメージ
鎮静剤によって呼吸状態が悪化するイメージ
鎮静剤による血圧低下やめまいのイメージ

鎮静剤の効果には個人差があります

そのため、薬の量を調節する必要があり、 逆に検査中に完全には眠れなかったり、 薬を使っても(鎮静剤なしよりは楽ですが) 苦痛が生じてしまったりなど、 患者様が期待しているほどの効果が 実際には得られないこともあります。

検査後は院内で休憩が必要です

使用に関して全員に共通のデメリットとしては、 鎮静剤を覚ますために1時間程度の院内で休憩が必要なことも挙げられます。 お薬をさます時間には個人差があるので、 検査後の予定は余裕をもって組む必要があります。

鎮静剤を使用した検査後に院内で休憩するイメージ

鎮静剤を使用した当日は、自動車・バイク・自転車の運転はできません。

ご自身で運転して来院された場合は、鎮静剤を使用できません。 鎮静剤を使用する予定の方は、自動車・バイク・自転車での来院はお控えください。

自動車禁止
バイク禁止
自転車禁止

鎮静剤を使用できないことがあります

また、鎮静剤使用に関しては、

  • 高齢者 (70歳以上は要注意とされています)
  • 腎機能や肝機能がかなり悪い方
  • 体力筋力の低下 (フレイル)がそれなりにある方

鎮静剤使用のデメリットが大きく、 日帰りでの鎮静剤が使えないことがあります。

体力や筋力が低下した高齢者のイメージ
腎機能が低下している状態のイメージ
肝機能が低下している状態のイメージ

鎮静剤の使用は診察後に判断します

検査前に医師が診察させていただいたうえで、 最終的に鎮静剤を使用できるか、判断いたします。

鎮静剤についてご相談がある方は お気軽にお問い合わせください。