今朝のNHKニュースでも湿度が高い日に熱中症に気を付けるように注意されていました。
私(院長)自身、タイトルのような湿度の高い日に熱中症気味になったことがあります。
かれこれ10年ぐらい前ですが、
7月に幼稚園のお泊り保育が終わった子供を迎えに行った時のことです。
朝9時半ぐらいで、神社付属の幼稚園だったので、
待っていた参道は木が茂っていて木陰で待機となりました。
下の子供を前だっこしていたせいか、
のどがかわくので持っていたアイスコーヒーで
水分補給をして待っていました。
予定時間よりも30分ぐらい遅れて子供が出てきたのですが、そのころには
なんだか頭がズキズキする
なんとなく吐き気がする
体がだるい
のような症状になってしまっていました。
下の子供を前抱っこしていたせいか、
熱中症になってしまっていたようでした。
そして、カフェインが入ったアイスコーヒーをがぶ飲みしていたせいで、
水分が適切に補給されておらず、
逆に水分不足が悪くなっていたようなのです!!
この経験からは
1,気温がそれほど高くなくても、曇り空で湿度が高い日は熱中症に要注意!
2,水分補給はカフェインなしのもので
を注意するようにしています。
「湿気が多いときは、気温がそれほどでもなくても熱中症になりやすい」
ということは、
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)
の計算式でもわかります。
暑さ指数は、温度計の乾球、湿球、黒球の温度を測り、
下の計算式に入れることで計算されます。

(環境省熱中症予防サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php
より引用)
屋外の暑さ指数(WBGT)=0.7×湿球温度+0.2×黒玉温度+0.1×乾玉温度
屋内の暑さ指数(WBGT)=0.7×湿球温度+0.3×黒玉温度
これをみると、暑さ指数は普通の気温(=乾球の温度)より
湿球温度の影響力が大きいことがわかります。
湿球の温度計が水分を吸ったガーゼでおおわれているので、
湿度が低いと水分が蒸発して温度が下がり、
逆に湿度が高いと水分の蒸発がないので、温度が高くなります。
なので、
「湿度が高い日は気温のわりに暑さ指数が高くなり、熱中症になりやすくなる」
わけです。例えば、
曇った夏の日に無理な庭仕事などを一度にすると調子が悪くなる
ので、気を付けるようにしましょう!
参考までに暑さ指数での日常生活の目安は以下の通りです。
(環境省熱中症予防サイトから引用)


私が小学生のころは、夏休みに田舎の祖父母の家に遊びにいき
近所にある町民プールに、お昼過ぎに行って泳いで、
アイス買って食べて昼寝
なんてしてましたけど、
この表を見ると、夏休みはもう午前中から運動は厳しいのかな
と思ってしまいます。
これも温暖化の影響なのでしょうね。
今の時期はとくに暑さに慣れていないので、熱中症にはお気を付けください。