便潜血陽性を指摘された方へ
健康診断などで「便潜血陽性」と指摘された場合は、 大腸がんの可能性があるというサインです。
便潜血陽性となった場合は、原則として大腸カメラによる確認が必要になります。
実際の診療では、便潜血陽性の方には、 必ず大腸カメラを受けていただくようご案内しています。
便潜血陽性で大腸カメラが必要な理由
大腸内視鏡検査を行うと、 便潜血陽性の方のうち約3%程度に大腸がん(多くは早期)が見つかり、 さらに半数程度の方に大腸ポリープが見つかります。
残りの方は異常が見つからないのですが、 検査をしない限り正確な判断はできません。
必ずしも異常が見つかるとは限りませんが、 検査の精度や病気の進行を考えると、 早めに大腸カメラを受けていただくことが重要です。
今年は陰性だった場合も安心できるとは限りません
「昨年に一度便潜血が陽性になったけど、今年は陰性になったから大丈夫では?」 というご質問を受けることもあります。
便潜血検査は有用な検査ですが、 早期の大腸がんでは出血が少ないため、 陰性となることも少なくありません。
報告によっては、早期の大腸がんでは 60%弱が検出されない可能性があるとも言われています。 陰性だからといって安心できるとは限りません。
早期発見が大切です
一方で大腸がんは比較的ゆっくり進行する病気であり、 早期から進行がんになるまでに数年〜10年程度かかるといわれています。
そのため、便潜血検査を毎年継続し、 陽性となった時点で検査を受けることが重要です。
早期の段階で見つかった場合は、 内視鏡治療で完結するケースがほとんどです。
一方で、検査を見送ったり、 陰性だったことで安心してしまうと、 発見のタイミングを逃して進行大腸癌になってしまう可能性があります。
自覚症状がない状態で大腸内視鏡検査を受けるのは、 大変で勇気のいることだと思います。
一方で、大腸がんで命を落とさないためにも、 とても大切な検査です。
当院の大腸カメラについて
当院では、患者様のご不安に配慮しながら、 鎮静剤などの利用、女医指定など、 できるだけ負担の少ない大腸カメラ検査を行っています。
- 鎮静剤を使用した検査に対応しています
- 女性医師による検査をご希望いただけます
- 検査中に見つかったポリープの日帰り切除に対応しています
- 検査前後の不安や疑問についてもご相談いただけます